太陽から降り注がれる太陽光線は光の波長により、紫外線、赤外線、可視光線などに分けられます。
紫外線のピークはというと、3月から10月ぐらい・・・夏は強く冬は弱まるように季節によって紫外線の量はちがいます。
冬でも紫外線ケアは必要ですが、3月ぐらいから紫外線の量が増加するので夏になってから紫外線対策をするのではなく早めのケアをしたいですね。
紫外線のピークは3月〜10月ぐらいですが、1日の中では紫外線の量が増加するのはいつでしょうか。
太陽光線の量が多くなるのは太陽に位置が高くなるというお昼前後ですので、紫外線の量もその時間に増えます。
紫外線は波長によりUV-A、UV-B、UV-Cと、UVの種類は3種類あり、肌のトラブルなどの原因になるのはUV-A、UV-Bです。
波長が長く肌の真皮まで届きコラーゲンを破壊し、シワ、たるみや肌の弾力を失ってしまう原因となります。
曇りの日でもあまり量が変わらず、ジワジワと肌に浸透してしまいます。
一部がオゾン層に吸収されるが一部は地表に到達する。
肌の表皮まで届き、エネルギーが強く、皮膚や眼に有害な紫外線ですね。
いちばん波長が短く、オゾン層で吸収されて地表には到達しないのだそう。
紫外線対策の前にSPF、PAについて再確認してみましょう。
SPF⇒紫外線のUV−Bにより肌が赤くなるのをどのぐらい防ぐかを示す、紫外線防御効果を表す数値ですね。
PA⇒+、 ++ 、+++、 ++++の4段階に分かれていて+が多いほど紫外線UV−Aを防ぐ効果が高くなりますよね。
紫外線対策というと日焼け止めクリームを塗りますが、ただ単に塗るだけでは紫外線防御効果は高まりません。
ぬり方が雑、ぬる量が少ない、時間がたつと崩れるなど塗り方によってSPF、PAの数値どおりの効果が得られないこともありますね。
ではどうすれば?
一度塗って肌になじんだらもう一度塗る、重ねぬりをしましょう。
日焼け止め→ファンデーション→パウダーとミルフィーユ塗りで紫外線を防御しましょう。
紫外線防止用のサングラス、日傘、帽子なども紫外線対策アイテムでしょう。
しかし日傘をさせば紫外線を完璧に防げるというものではないですね。
日傘は上からの紫外線は防げますが、地表からの反射光により紫外線ががいろんな角度から攻めてくるので、日焼け止めは欠かせませんね。
ご存知かと思いますが、日焼け止め、下地、ファンデーション、パウダーなどはもちろんSPF表示のものを使用して、ミルフィーユ塗りで紫外線防御効果を高めたいですよね。
春秋冬の日常生活の散歩やお買い物などの外出にはPA+、++、そしてSPF10〜30など吸収剤無配合の品を。
夏の外出など日常生活にPA++〜+++、SPF20〜40、夏の屋外でキャンプやスポーツなどの場合はPA++++、SPF40、50ぐらいを目安にしたいですね。
皮膚は体温調節をしたり、ばいきんの侵入を防いだり、汗腺、皮脂の分泌、温覚、痛覚、冷覚など神経細胞の感覚点を感知する働きをします。
加齢とともに、体温調節機能が落ちてくるので日射病や脱水などにも気をつけましょう。
皮膚の老化の原因で注目されているものは紫外線です。
紫外線は免疫力低下や、皮膚細胞を傷つけたり、皮膚がんや白内障の原因となることもあるといわれています。
紫外線A波(UV−A)はコラーゲン線維やエラスチン線維を切断して変形させてしまいますし、紫外線B波(UV−B)はコラーゲン線維を壊してしまいます。
また、シワやたるみの原因は、肌のうるおいを保つために欠かせないヒアルロン酸の減少など加齢によるところもあるのだそうですが、紫外線を浴びてしまうと肌のハリを失い、たるみや深いシワが出来てしまうといわれていますね。
紫外線による深いしわやたるみは、だだの自然老化とは違う光老化と呼ばれているのだそうですよ。
光老化は怖いですが、骨や筋肉を作るためには、紫外線は欠かせないものでもあるんですよね。
紫外線の基本やしくみを知り紫外線を防御したいですね。